モロッコ事件
カサブランカの中心に位置するモハメット5世広場
鳩を呼寄せるおにーさんがいて近づけませんでした
ホテルはゴールデンチューリップファラーでした
すごくモダンなホテルでぎんぎんに冷やされ風邪が本格的に・・・・
カサブランカの町は新宿みたいな大都市でしたが治安が悪い
外出する時は手ぶらで、カメラは隠してさっと撮って
さっとしまうように注意され、怖いので出かけませんでした
翌日は7時半出発10時の飛行機に乗り、10時間後ドーハについて
5時間乗り継ぎ待ちして16時間後成田に到着しました
ドーハでは子供だけ入れるガラス貼りの部屋があってテレビゲームしてたんだけど
外人の子は入れなくて金持ちの子供専用なのかしら?親の姿は一切なし・・・
ドーハで添乗員が5時間後の集合場所を説明した時お別れの挨拶は一切なし
解散の合図で私達は一番に離れたのですが、その後トランシーバーを回収
しないのか突っ込まれたらしく、すれちがった同じツアー客が教えてくれました
飛行機の中で渡せばいいやと思ってリクライニング椅子のある待合所で寝ていて
目を開けたら、すごく広いのに友達の横に添乗員が座っていてびっくりした~
思えば私達の隣の部屋でドア全開事件や、ラクダ乗りで何故か私達と添乗員の3人組だったし、あきらかに友達を狙っていたような・・・・・
添乗員は派遣だからもう帰るし、やる気がなくなったらしく
飛行機の席もばらばらで、私は一番後ろの2人掛け用の通路側
友達は私の前の3人掛けの窓側、そして私の隣はなんと!!
あの変なカップルのおばさん!!!
これっておかしくないですか?
私達2人を同じ席にして、おばさんは友達が座っている席にすればいいのに・・・。
変なおばさんなので、友達も席を替わってとは言えませんでした
おばさんの相方のおじさんは私達と反対側の3人席にいました
私は風邪のピークで熱もあったらしく咽喉痛いし咳もとまらず
だるいので 整備が遅れて出発が遅れる中、隣は変なおばさんだし
ひたすら寝たふりをしていました
すると突然「大丈夫ですか?」とスチュワーデスの声がするので見ると
私の横の通路に若いおにーさんが膝をついてうずくまっているではありませんか!!
どうやら不思議系でおひとり参加の20代のおにーさんが
同じツアーでいたのだけど、そのおにーさんのようです
私はモロッコにかぶれてアラーにお祈りでも捧げているのか!?と一瞬思いましたが
おにーさんはニヤニヤニヤニヤしながら「たてな~~い、むり~~」とのたまい
トイレの先に引きずられていきました
医者が来て問診や血圧計ったりする最中、添乗員がスッチーに呼び出されましたが
私の横であ~あ、めんどくせえというように無言でぼーーーと立っているだけ
他のツアーの添乗員さんなんか関係ないのにすっ飛んできて
ぼけ~~と立ち尽くしている添乗員の前で
「この方の添乗員を呼びましょうか!?」と一生懸命ケアしてるのに・・・・・
やっぱり同業者でもわからないほど無責任オーラがあふれている
倒れたおにーさんはその間も気持ちよさそうにニヤニヤニタニタしていて気持ち悪い
搭乗する前に他のツアー客と怪しい葉っぱの話をしていたので
多分今はやりの脱法ハーヴをやっていたのかもしれません
そして飛行機の出航は大幅に遅れ、このまま怪しいおにーさんと
役立たずの添乗員を 置き去りにしたいとイライラする中
倒れたおにーさんは突然スタスタ、にやにやしながら 歩き出して
前のファーストクラスに消えていきました
きっとそれが狙いだったのかもしれない
成田につくとおにーさんは謝罪の一言もなくまたもやニヤニヤしながら
消えていきました
添乗員も挨拶もなく、一般旅行者のようにさささーーーーと消えていきました
この旅行が無事に終わったのは、ラマダン中なのに一生懸命やってくれた
現地ガイドさんのおかげと、旅行慣れした団塊世代のおじさんおばさんが
ことあるごとにお調子者の派遣添乗員に 「あれはどうなの?」
「こうしないとだめじゃない?」「どうすればいいわけ?」と
逐一突っ込んでくれたおかげでした。
本当にありがとうございます。
(しかし添乗員に派遣がいるとは知りませんでした・・・・・ )
しかーーし!阪急は安くて充実してるので
今年はポルトガルに行ってきます
名物添乗員同行とあったので大丈夫であろう うんうん。