六華 銀花 sakura舞う 2

旅行記 時々不思議なお話

ポルトガル ~レコンキスタ~

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素敵なシントラ王宮の中庭を振り返りながら

ヨーロッパとイスラムの、古代からの関係をみていきましょう

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ネット上でかな変換ができなくなって数週間・・・・・

ワードで打ってコピーし、貼り付けにしてみます

イスラム国が起こしている事件は本当にひどいですね

犠牲になった方やご家族の痛みを思うといたたまれません

また、自分達のいいように宗教を解釈して利用し、悪魔の所業を聖戦などと押し通すことで、どれだけのイスラム教を信心する人々を窮地に立たせているか・・・・

正しい認識を持って誤解から生まれる憎しみの連鎖を止めなければなりません

かつてキリスト教を虐殺や侵略の言い訳に利用してきた哀しみと痛みの歴史から学んだことで、人は進化してきたのだから・・・

私はアメリカやヨーロッパ側の影響で、イスラムの人々にはいい印象を

持っていませんでした

ですが子供の時に、いつかイスタンブールで金製品や宝石を買いたいと思ったりして

数年前にブログ

mikijapan.exblog.jp

を見て安全を確認し、トルコへ行ってみたらとても素敵でした

それからモロッコにも行ってみて、イスラムの人は私達と同じなのだと認知!

あっち側からキリスト圏内を見ることも、とても重要なことだと学びました

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とにかくヨーロッパとイスラム圏とロシアと中国、韓国など地続きなんだよね~

そして古代から地中海の温暖気候で肥沃な土地を巡ってせめぎ合っているわけです

古代ギリシャ、ローマ時代はヨーロッパ圏が優勢

あちこちを侵略して植民地にし、ローマ遺跡にみるような都市を建設していきます

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では、オスマン帝国を舞台にした篠原千絵先生のマンガ

「夢の雫、黄金の鳥籠」でドキドキしながらイスラムの台頭を見ていきましょう

1284年頃オスマン1世は小規模な遊牧民を率いる族長でした

手勢は70名ほどで次々とキリスト教徒の村や町を襲い

十字軍を撃退して、どんどん力を増していきました

そしてアナトリア半島からバルカン半島、ヨーロッパ圏に進出していきます

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1453年頃メフメト2世は、現在のトルコであるコンスタンチノーブルを攻略して

ビザンツ帝国を滅ぼし、オスマン帝国は地中海を手にしたのです

その2代あとの王であるセリム1世は領土拡大に燃えて

ついに古代から豊かなナイル川の恩恵を受けるシリアとエジプトを属州にします

そしてその息子がスレイマン1世で、ヨーロッパへの開門の

ベオグラードを攻略しロードス島を手に入れ、ハンガリーオーストリアなどの

ヨーロッパ攻略に乗り出していきます

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ところで漫画では、後宮の女同士の戦いが描かれていきます

日本の大奥みたいに大変ですね~~

スレイマン1世の母親はチンギス・ハーンの末裔の姫君です

後継者争いでオスマン帝国の後ろ盾を得たメンギス1世が従属国の証として

嫁がせたのです

そんなふうに帝国を巨大化する政策が必要でない場合は政略結婚をとりません

侵略した地域から集めてきて奴隷にした村娘や町娘をハレムに入れます

血筋は関係なく、優秀な子供を世継ぎとしてその子が王位を継ぐと

他の兄弟は全て殺される運命でした

江戸時代の大奥で若君が結構夭折してますけれど、自分の子供を王にして

ハレムや大奥で君臨するために熾烈な戦いがあったんですね~~

ハプスプルク家みたいに勢力拡大のために政略結婚に燃える家訓がない国や

領土を奪おうとする敵に対抗するために同盟を組む必要のない強い国では

いきおくれの姫君が沢山いたんですね~~

このシントラでもポルトガル優位の機会が来て、ジョアン1世の奥さんも

27歳でやっと嫁入りしたし、溺愛していた娘のカタリーナもやっと27で嫁いだし・・・

マリー・アントワネットは嫁いだら結婚してないおばさまが4人もいて

いろいろ大変だったらしいし、娘を家のための道具に使おうと機会をうかがいすぎて

行遅れさせちゃったり、マリア・テレジアの娘2人も天然痘で醜くなったりして

道具に仕えず修道院にいくしかなかったみたいだし

大変だったんだね~~~~

 

そんな大それた理由のないシングル族の自由な私は一体!?