エーゲ海クルーズ 6人の乙女
乙女かどうか知らないがエレクティオン神殿です
アクロポリスで最も神聖な場所とされていて紀元前406年に建てられました
東にアテナ、西にポセイドンと火と鍛冶の神エレクティオンを祀っていた
1987年に復元されました
アテナが送ったとされるオリーヴの木は新しく植えられたものです
アテナは戦の女神でアテネの守護神です
なんでこんなにアテナを信望しているのかというとペルシアとの戦があるわけ
メディアの子分国だったペルシアが反乱を起こしメディアを征服
ペルシアに対し反乱を起こしたリュディアとイオニアを負かし大国になっていきます
そんななかミレトスがペルシアから船200隻を借りてナクソスに乗り込むが
負けてしまいペルシアに怒られると、逆にアテネを扇動してペルシアに対し
反乱を起こさせるが大敗してしまいます
ペルシア王ダレイオスは鼻にもひっかけてなかったアテネが
戦をしかけてきたことにご立腹しマラトンの戦いが始まります
そしてなんと!ギリシア192人に対してペルシア6400人の死者を出し
勝ってしまうんですね~~~
ダレイオスのアテネへの憎しみは息子クセルクセスに受け継がれ
20万以上の兵士と金も時間も惜しみなく使って結成されたペルシア軍がやってきます
ギリシアのポリスがまとまらない中、スパルタが映画300にあるとおり立ち上がります
なんで300というタイトルかというと、戦争をしてはいけない祭りの期間だったため
スパルタ王レオニダスは300の兵士しか駆り出せなかったから。
実際は他にいたテーベ兵400人はペルシアに寝がえり、いろんな裏切りによって
望みがなくなりダレイオスは死ぬのは自分たちだけでいいと帰そうとしたが
テスピアイ兵700人は
「スパルタだけどうして残しておけようか」と言って共に玉砕の道を選びました
この犠牲的行動がギリシアをひとつにまとめます
テミストクレスはマラトンの大勝利と同じ時期に発見された銀山で
浮かれ騒ぐ市民に対して平等にみんなでわけようとしていたお金で
船を買っておこうと提案しました
そしてアテネに上陸してアクロポリスの街を破壊したクセルクセスに
海軍一発勝負を挑みます
そして狭い水道にペルシア軍を誘い込み、ギリシア40隻に対してペルシア200隻の
船を沈めクセルクセスを撤退させることに成功します
立役者であるテミストクレスは幾年かはちやほやされますが、やはり嫉妬深い
市民らに疎まれ追放されましたが、なんとペルシアに売り込んでマグネシアの
長官になりました
こんなふうに敵同士寝返ったり裏切ったりするのが、エーゲ海の歴史の特徴ですね
だから戦の神を大事にし、勝利の女神ニケが逃げていかないように
翼をとった銅像を造るわけです
これはゼウス神殿かな?
さてさて帰り道は横の通路に押し出されてしまいます
ほんとにどうしようもない小さなお土産屋さんと
大繁盛のスムージーやビールを売るお店しかありません
暑いので4.5ユーロの100%イチゴとレモネードのスムージーをいただきました