六華 銀花 sakura舞う 2

旅行記 時々不思議なお話

エーゲ海クルーズ パドモス島

オプショナルツアーは黙示録教会と田舎巡りか聖ヨハネ修道院と黙示録教会の

どっちかで65ユーロです

私が洞窟に行きたくなっちゃって、前者に申し込みました

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16時からテンダーボートでの上陸になるのでガイドさんが整理券をとってくれて

15時半にラウンジに集合です

一昨日行方不明になったご夫婦がまたまた消えてしまい、ガイドさんが焦っています

やっと上陸ぎりぎりに現れて、オプショナルツアーに申し込んだことを忘れている!

先に出発の田舎巡りツアーなので、狐につままれたまま速攻で連れてかれていったよ

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船では毎日2つのツアーがあって、必ずガイドさんがどっちかに参加しています

英語のツアーですが、ガイドさんがこそっと説明をしてくれます

2つの聖地はキリスト教徒は必ず行きたいところですが、キリスト教徒でない

日本人が行くのはめずらしいらしい

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黙示録教会は山の上にあるので見晴らしがいいです。バスに酔いやすい人は注意。

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ヨハネはキリストが最も信頼していた弟子で、自分に何かあった時の家族の面倒を頼まれていました。

キリストの周りはマリアが多すぎ・・・・

母親のマリア、嫁のマリア、助けた売春婦のマリア、弟子の兄弟の母親のマリアなど

ヨハネがエフェソスに連れて行って一緒に暮らし、面倒を見たのはキリストの母のマリアらしい

父親の大工はどうしたんだ?)

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紀元1世紀・・・ほかの弟子もこの世を去り、高齢まで生き残っていたヨハネ

ローマ帝国の皇帝からキリスト教の伝道を禁じられ当時流刑地だったパドモス島に

流されてしまいました

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そこでヨハネは高らかなラッパのような音と共にキリストの啓示を受け

世界は終末に向けて歴史を刻んでいるという幻視を視て、ヨハネの黙示録を書き上げます

「我はアルファとオメガ、すなわち始まりにして終わりなり。汝が目にするものを一巻の書にしたため、7つの教会に送れ」というもの・・・・・

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映画のオーメンとか? 666は世界を破滅に導く獣の数字、悪魔のしるし

天使がラッパを吹きならすたびに、とんでもない姿の獣が現れて世界に厄災をまき散らし、天使と悪魔が戦い、世界が死滅して最後の審判が訪れるっていう新約聖書におさめるべきか、はずすべきか論議されて入れられたというとんでもない内容のしろもの。

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ヨハネが黙示録を書き上げたアポカリプスの洞窟は写真の聖アンナ礼拝堂の奥にあります。

撮影禁止ですが、12畳くらいだったかな?自然にできたというより隠れ家にするため

手彫りで岩をくりぬいたって感じかな~

ヨハネを信じさせるために、神が天井のせり出した梁みたいな岩に3つの裂け目を生じさせ、父と子と精霊の三位一体を記した割れ目を触ってきました

立って書いてたのかその当時は羊皮紙?を置いた場所と、床に寝るときに頭を突っ込んでたくぼみを見てきました。

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確か80歳くらいで、その当時でかなりの長生きモード、幻視以外で自分の想像や考えもかなり織り交ぜ、のりにのってた筆先。

そして皇帝が死ぬとちゃっかりエフェソスに戻って残りの人生を過ごしたそうだ

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クルーズに参加している多くのヨーロッパのおばあさんたちもすごく元気です

70代だろうか?姉妹なのか知り合いなのか親戚なのか・・・5,6人で来ている人、

80歳の夫婦など、杖をついていてもお化粧しておしゃれして我が強い

ヨハネ修道院にいくためバスに乗り込むと、私の席まで杖をついてきた

白髪のばあちゃんに、そこは私の席だからどけ!と言われた

もちろんジャパニーズスマイルで何を言ってるかわからなーいモードにしとく

ツアーガイドに注意されて後ろの席に戻っていったが、修道院に近づくと

後ろからまたやってきて、私が一番先に降りるのよと気合い、いれまくり。

出雲神社の大祭で、信者代表として真ん中の神様の道をずんずんいった

おばあちゃんを思い出した

長く生きるとこわいもんなしの自称神様になっちゃうんだろうな