ポルトガル ~テンプル騎士団~
ポルトをあとにして、バスの中でほとんどの人が爆睡している間に・・・
ポルトガルでの本拠地トマールに着きました
ここでは騎士団が400年に渡って建てたポルトガル最大規模の
シトー派のキリスト修道院を見学します
戦う騎士だから砦がすごいですね
テンプル騎士団てよく耳にしますが、貴族出身から平民出身の修道士で結成された
敗北は認めず、死ぬまで戦うがモットーの勇敢な騎士団でした
巡礼者を守るために結成されました
彼らはフランス、スペイン、ポルトガルなどの王侯から支持され
聖ヨハネ騎士団と並び称されるほど有名な騎士団になります
そして盗難防止のために巡礼者からお金をあずかって
旅先の騎士団支部からお金を引き出せる銀行みたいなシステムを作ります
そして私腹を肥やして、王族にお金を貸し付けたりして
所有する土地や財産を増やし、キプロス島までもらいました
ですが失態を重ねてイスラムにエルサレムを奪還されると下り坂・・・・・
聖ヨハネ騎士団とテンプル騎士団を合併して自分がその長になることを
夢見たフランス王フイリップ4世の策略により異端審問にかけられ
隊長4名が火あぶり、1312年に騎士団は消滅しました
最初は純粋な気持ちで結成されただろうけれど、段々エゴに侵され
キリストの教えを自分たちのいいように解釈して
邪魔なものを殺しまくるという悪魔の所業にはまったんですね
ファティマの予言を見て法王が卒倒したのは、
実は自分達聖職者が人類に仇を成す存在だったって名指しされたからみたい
宗教とかテロとか政治とか会社とか組織になるとほんとやばい・・・・・
親分の独裁でいろんな色に染まっちゃうからね